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Gear & Tech

ちょっとした小さなことでも気を配ることは意義深いことです。特に、ステージ上に上がりさっと準備しなければならない場合、アンプやペダルボードを配置して、コードをプラグに差して、直ぐにプレイするような状況であれば尚更です。これだけですべてOKとは言いませんが、機材のトラブルを未然に防ぐメンテナンスをすることが、皆様や皆様のバンドメンバーがステージに立つ時に、いつでもプロフェッショナルらしく見えるようになるための秘訣なのです。

Road Rig Maintenance Supplies 以下では、通常のツアーやライブハウスで機材トラブルを避け、ロックンロールし続けるために、よい状態を保たなくてはならない10点のポイントを紹介しています。

• チューニングペグ(弦巻き): 小型のドライヴァーを用意して、数週間ごとに皆様のギターのヘッドストックの裏側の弦巻きのギア箱の止めねじについて、しっかり締まっているか確認してください。ツアーで移動の際の平坦ではない道路環境により、ライブ中に過って天井や他の機材にぶつてけしまうことにより、または通常とおりギターを弾いているだけでも、チューニングペグの緩みは生じます。また、もしチューニングペグのシャフト部分が曲がった状態になっていましたら、チューニングペグごと交換してください。今は問題にはならないかもしれません。但し、暫くしたら問題を生じる可能性があります。ステージでスポットライトに当たっている時は、余計な心配をすることなくチューニングはばっちり合っていたいですよね。

• ポット: 皆様のギターやアンプはどちらも、ヴォリューム、トーン、ゲインやその他コントロールのために回転式のポテンショミーターが付いているでしょう。これらから生じるハムノイズを除去するために、定期的にスプレー式のクリーナーを用いてクリーンに保ちましょう。ポテンショミーターは時には交換の必要となることもあります。すべてのスイッチ類は消耗するからです。汚らしく劣悪なコンディションのギターポットは、容易にアンプのハムノイズを生みますし、より質の高い大掛かりなPAスピーカーを通す環境の場合は尚更飛躍的にハムノイズを増大させることになります。さあ、問題となる前にハムノイズをやっつけましょう。

• ナット: 皆様のギターのナットをクリーンで滑らかな状態に保ってください。ナットの溝を定期的にチェックして、弦の酸化や大気に触れることにより生じる脂っこい堆積物がないか確認してください。弦がナットの溝にしっかりと乗ることを妨げる要素があれば、それはチューニングが不安定になる原因となります。特に、トレモロアーム仕様のギターの場合は尚更です。驚かれるかもしれませんが、ライブハウスの中のスモークは皆様のギターの状態、弦やネックのフィーリングに悪影響を及ぼす可能性があり、定期的にギターの手入れをしていなければ、ナットに不着物が堆積する要因になります。爪用のやすりは、ナットのべとべとした付着物を擦りとるのに有効です。もし、それでも状態が改善しなければ、グラファイトをナットの溝に塗布し弦の動きをスムーズにするのも一案です。

• インプットジャック: ギターやアンプやエフェクターのインプットジャックが、緩みなくしっかり留まっているか定期的に確認してください。それぞれのジャック部分の止めナットは、ステージでの使用や単純にジャックの抜き差しを行っているだけでも緩みが発生します。それにより、音づまりや信号の減衰が起こります。めん棒の端を活用し汚れを擦りとるためのアルコールを少量浸して、ジャックの内側も併せてクリーンに保つようにしましょう。

• ブリッジ: 僅かな量でも錆びを伴ったブリッジは、バズ・ノイズ(音づまり)を発生させる原因になります。そのことは、皆様が実際にスタジオや重要なギグでプレイしてみるまで気が付かないことかもしれません。ですが、気がついた時はもう遅いということになってしまいます。柔らかいクロスとほんの少しのアルコール分を使い、ギターのフィ二ッシュ自体には付着させないように十分に注意して、ブリッジをクリーンに保ちましょう。また、細かな複数のパーツからなるブリッジの場合も十分に気をつけてください。例えば、ポンと耳障りなノイズとともに勢いよく弦を抜き取ると、サドルはチューン・オー・マチック・ブリッジから落っこちてしまいます。サドルがなくなってしまわないように、ライトゲージの弦をサドルのエンド部に巻き付けて固定することでサドルが落ちないようにするなど、工夫することもできるでしょう。

• スピーカー: スピーカーを定期的にチェックしまししょう。ぼろぼろになっていたり、明らかなヘタリがないかその兆候を確認してください。もし、皆様がお使いのスピーカーがお気に入りのようでしたら、スピーカーの劣化が感じられたら即、リコーン(コーン紙の張替え)の作業をしましょう。もし皆様がアンプをじめじめした湿度の環境で保管している場合、アンプが腐ってしまう危険があります。アンプの中のあまり目だたないところで腐食が進行することもあります。もし、皆様が低域をプレイしてブーミーすぎるサウンドがする場合は、スピーカーのコイルがくたくたに消耗した状態です。幸運にも、ほとんどのアンプのスピーカーは交換することができますので、プロレベルの技術が必要なリコーン(コーン紙の張替え)やコイルの交換作業よりもむしろ、日曜大工の延長で単純に古いくたびれたスピーカーを新しいスピーカーと交換してしまいましょう。

• ストンプボックス(エフェクター)のLEDとスイッチ: もし皆様が半田付けの扱いに慣れているようでしたら、エフェクターで最もよくあるトラブル、たとえばLED切れやスイッチ不良などを修理して解決することができます。多くの交換用パーツはホームセンターやハードウェア専門店などで入手可能です。また、オンラインでも僅かなコストで注文できることもしばしばです。是非、お気に入りのクールなペダルを行きつけのギターショップに持ち込んでください。もし皆様がそのギターショップの上得意客でしたら、彼らはその不調のペダルの問題点を診断してリペアにむけた最善の方策を提案してくれることでしょう。もし、ショップがそこまで親切でなければ、それはもう他のショップに当たるしかないですね。

• ギターケーブル: ねじ込み式のプラグ部の半田付けの状況やシールディングの状況を確認してください。もし、造りがしっかりしていないと思える場合は、そのケーブルは買わないようにしましょう。一般的には、ゴールドプラグやシールドプラグを使用している、格安ではないメーカーの製品は、ハイクオリティのケーブルとなっているケースが多いです。半田付けによって解決される問題は多いです。但し、もし多くのライブをされる方の場合、強力な信号をギターからアンプに安定して送れるよう、数年に一度のペースですべてのケーブルを一新することをお勧めします。

• プラグ: ぎゅっとプラグを押し込んで壁に設置されたソケットからぐいっと引っこぬいた後、厄介をおこすことがあります。故障をおこす前兆として、ブーという雑音をひき起こしたり、途切れ途切れの信号となったりします。最初の故障の前兆があるときは、単純に新しい電源コードを購入してみるか、もしヴィンテージの製品でケーブルが最初から組み込まれている場合は、ケーブルを交換して様子をみる必要があります。

• エレクトロにクス: もし皆様が多くのライブの日程をこなしていて、ギターやアンプの移動が多い場合、年に一度は全機材の修理点検を実施しましょう。皆様が信頼を置くルシアーに依頼して、エレクトロニクス(回路関係)をチェックしてもらい、寿命を迎えそうになっているパーツ類はすべて交換してもらいましょう。古いポットやセレクタースイッチの交換のような小さく見えることでも、出力をアップさせ元気のなくなっていたトーンを増強することができるのです。また、キャパシターが寿命を迎えている場合、アンプが寿命を迎えている場合、すべてしっかりとチェックを怠ることのないようにしましょう。