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近頃、1965年製のGibson Thunderbirdベースが、Vintage Guitarのウェブサイト上の“Classic Instruments”という連載記事の中で取り上げられました。記事では、サンダーバードの歴史や成り立ちなどの概要が紹介されています。

“ギブソン社は1963年、サンダーバード・モデルの本格的な市場導入により、フルスケール(ロングスケール)のエレクトリックベース市場に参入する道を選びました” と記者はコメントしています。“ファイアバード・モデルの仲間に位置づけられ、サンダーバードはスルーネック構造をもち、両側のボディサイドはネックブロックに接着されています。初期の生産ではツーピースの全長をもつネックが採用されていましたが、ネック強度のさらなる強化のため、初年度の暮れまでに9層ラミネートのネックへと変更されました”

 

 

続けて記事では、サンダーバードモデルに適用され、当時衆目を集めたイノヴェーション(伝統にとらわれない革新的なこと)について触れています。

“初期のサンダーバードの通常のカラーはサンバーストでした。ですが、このモデルでのマーケッティング上でのもっとも重要なイノヴェーションのひとつは、ギブソン・カスタムカラー・プログラムの導入ではなかったでしょうか...” と記者はコメントしています。“10色から選択可能でした。本記事で掲出されている1965年製のサンダーバードが身にまとうゴージャスなカージナルレッドもそのうちの1色に含まれています。他のカラーは、Heather Poly, Pelham Blue Poly, Golden Mist Poly, Kerry Green, Silver Mist Poly, Inverness Green Poly, Ember Red, Frost Blue, Polaris Whiteでした。ブラック系のカラーでも生産は行われましたが、カラーオプションとしてカタログには掲載されませんでした”

サンダーバードを熱愛するプレーヤーは、Wishbone AshのMartin TurnerやAllman Brothers BandのAllen Woodyなど注目に値する名手達です、と記者は語っています。加えて、1965年の後半にサンダーバードの仕様に変更がなされたことをつけ加えています。

“新バージョンはセットネックで接着された構造になり、ボディのシルエットは元の状態からちょうどひっくり返したようなシェイプに変更されました” 記事はさらに続きます。“ヴィンテージギターの辞書には、当初のオリジナルな仕様であるスルーネック構造のモデルは‘reverse’(リヴァース)モデルと呼ばれ、一方、セットネック仕様のモデルのほうは‘non-reverse’(ノンリヴァース)モデルと呼ばれています”

ギブソンの2018モデルのサンダーバード・モデルの詳細は、コチラのクリックよりご確認ください。